約5000年に及ぶガラスとの関わりの中で、人類は様々な種類のガラスを作り出してきました。
当初、ガラスは器や装飾品としての用途で使われ、その価値は主に見た目の美しさに主眼が置かれていました。しかし、建材やレンズに使われるようになると、透明度や内部の均一性などの物理的性能や、平坦度等の加工精度が求められるようになりました。現在では、下記のように様々な機能を持つガラスが数多く作られ、あらゆる分野で我々の生活を支えています。
このように多様な種類のガラスの中から、お客様のニーズに合った素材を選ぶのは大変です。
硝材の選択でお悩みの際は、ぜひ当社にご相談ください。豊富な経験を活かし、性能・コスト等あらゆる点を考慮し、お客様に最適な素材をご提案いたします。
石英ガラス
数あるガラスの中で最高の耐熱温度(1,100℃)を誇り、紫外線の透過に優れます。
一般的に、熔融石英ガラス(天然素材)と合成石英ガラス(合成素材)の2種類があり、さらに、用途別・生産方法別に数種類のグレードに分類されます。
ホウケイ酸ガラス
耐熱ガラス。耐熱温度は約450℃です。
「パイレックス」「テンパックス」という商品名で知られています。
ソーダ石灰ガラス
側面から見ると青く色が付いている、いわゆる青板ガラス。
建材等に大量に使われています。青色を薄くした高透過タイプもあります。
光学ガラス
主にレンズ用材料として作られているガラスです。
屈折率や分散性などにより、細かく分類されています。(BK7、SF2等)
光学結晶
結晶なので正確にはガラスではないのですが、レンズ用の素材として使われています。
人工蛍石(CaF2)、フッ化マグネシウム(MgF2)などが有名です。